こんにちは、CAMPFIRE公式キュレーションパートナーのまるっこデザインです。

「リターンって、何種類くらい用意すればいいの?」

「どんなモノやコトを用意したらいいの?」

初めてクラファンに挑戦するとき、多くの起案者がこの疑問で手が止まります。多すぎても支援者が迷ってしまうし、少なすぎると選べない。そのジレンマを解決します!

この記事の要点まとめ
  • リターンは10種類以上あると、達成率が高まる傾向がある
  • 支援者は自分に合うリターンを探している。
  • リターンのパターンは大きく分けて6つ
  • 3層構成(応援・体験商品・プレミアム)を掛け合わせるとバリエーションが広がる

「5〜10種類が目安」はふるい?

クラウドファンディングの入門記事を読むと、リターンは5〜10種類が目安という情報をよく見かけます。これ自体は間違いではありません。

CAMPFIREの調査によると、リターンの個数が10種類以上のプロジェクトは、そうでないプロジェクトと比べて達成率が高い傾向があります。5〜10種類は最低ラインで、積極的に狙うべきゾーンは10個以上というのが現時点のデータがあります。

とはいえ、10個用意すればいいの?という話でもありません。大切なのは数をそろえることより意味のある構成にすることです。

なぜ10個以上で達成率が変わるのか?

支援者の心理:選べることが安心感につながる

支援者はプロジェクトページを見たとき、自分に合うリターンはあるかを探しています。

  • 気軽に応援したい人 → 500〜1,000円の気持ち支援枠
  • 実際に商品が欲しい人 → 3,000〜10,000円のメイン枠
  • 強く応援したい人 → 30,000円以上のプレミアム枠

この3層を1〜2種類のリターンでカバーするのは無理があります。価格帯×内容の組み合わせで幅を持たせることで、より多くの支援者が自分向きのリターンがあると感じられるようになります。

リターンが少ないプロジェクトは、気持ちはあるけどピッタリくるのがなかったという機会損失を生みやすいのです。

アルゴリズムの観点:選択肢が多いと閲覧時間が伸びる

CAMPFIREのプロジェクトページでは、支援者がリターンを眺める時間が長いほど、支援ボタンを押す確率が高くなる傾向があります。複数のリターンをじっくり比較してもらうこと自体が、このプロジェクトを応援しようという気持ちを育てる行動になっています。

10種類以上あればどれにしようかなという検討時間が自然と生まれます。これが達成率の差につながっている一因と考えられます。

まず知っておきたい!リターン6つのタイプがある

10個以上用意しようと言われても、そもそも何が選択肢になるのかがわからないと手が動きません。

実際に使われているリターンは、大きく6つのタイプがあります。

タイプ具体例特徴・向いている場面
グッズ系Tシャツ・トートバッグ・ステッカーファン心理を刺激しやすく、SNS拡散も期待できる
体験系イベント招待・ワークショップ・見学ツアーモノよりコトを重視する支援者に刺さる
デジタルコンテンツ系限定写真・動画・音楽・電子書籍在庫も配送コストもゼロ。低価格帯を増やしやすい
メッセージ系お礼メッセージ・動画レター・名前掲載制作コスト低め。気軽に応援したい層への入口になる
コラボ・制作系名前を作品に刻む・制作参加権数量限定にするとプレミアム感が高まる
サービス系割引提供・特典付き版既存サービスをそのままリターン化できる

この6タイプを組み合わせて3層構成に当てはめると、10種類以上が自然と揃います。次のフレームで整理してみましょう。

3層価格帯 × バリエーションの考え方

応援リターン(500〜3,000円)

内容はシンプルでOK。お礼のメール・サンクスカード・プロジェクトのご報告など、物理的なコストがかからないリターンです。気軽に応援したい層を取りこぼさないための重要な入口になります。

体験・商品リターン(3,000〜30,000円)

プロジェクトの本命ゾーン。商品・サービスの内容によって複数バリエーションを用意しましょう。

  • 数量限定の早割版(同じ内容を少し安く)
  • カラーや種類が選べるバリエーション
  • 個数違い(1個 / 3個セット / 10個セット)

これだけで一気に5〜7種類が作れます。

プレミアム・限定リターン(30,000円以上)

数量を3名限定・10個限定など少量に絞った、特別感のある上位リターン。金額を高く設定できるうえ、残りわずかの表示が他のリターンの購買意欲も刺激する効果もあります。

また、個人向けだけではなく企業・団体向けのリターンとして設定することもできます。

この3層をベースに組み合わせると、自然と10〜15種類の構成が見えてきますよ。

\ リターンの金額に迷ったときはこちら/

多すぎるリターンは悩ませる?上限の考え方

迷いすぎて選べなくなることを心配する声もよく聞きます。確かに選択肢が多すぎるとユーザーが疲れてしまうことはあります。ただ、クラウドファンディングのリターン設計においては少し事情が違います。

ポイントは似たようなリターンを並べないこと。価格帯・内容・ターゲットが違えば、15〜20種類あっても支援者は迷いません。むしろ自分にぴったりのものを見つけたという満足感につながります。

逆に危険なのは、3,000円のAコースと3,500円のBコースのように、価格差が小さく内容も似ているリターンが並ぶケース。これが本当の迷わせすぎです。

支援者目線でページを見たとき、それぞれのリターンが違う価値を持っているか。これが設計の合否を分けるラインです。

\ 支援者がページをどう見ているか気になる方はこちらから /

まとめ:10個以上はゴールではなく、スタートライン

リターンの個数に関する要点を整理します。

ポイント内容
最低ライン5〜10種類(達成率の底上げに必要)
狙うべきゾーン10種類以上(公式データからの傾向)
設計の基本3層(応援・体験・プレミアム) × バリエーション
避けるべき失敗似た内容・近い価格帯を並べること

何個用意するかより、それぞれのリターンが誰に向けたものかを明確にすること。それがリターン設計の本質です。

初めてクラファンに挑戦する方は、以下の記事もあわせてご確認ください。全体像を把握してからリターン設計に入ると、ぐっとイメージが固まります。

リターン設計、一緒に考えませんか?

まるっこデザインでは、CAMPFIREパートナーとして起案者のプロジェクト設計をサポートしています。リターンの内容が思いつかない、何種類用意すればいいか迷っているという方のご相談、大歓迎です。

無料相談は随時受け付けています。まずは気軽にお問い合わせください。あなたのプロジェクトに合ったリターン設計を一緒に考えます。