こんにちは、CAMPFIRE公式キュレーションパートナーのまるっこデザインです。
「飲食店やフード系でも、クラウドファンディングってできるの?」
飲食店の開業資金を集めたり、新しい食品をテスト販売したり。食品・飲食系のクラファンは年々増えていて、うまく活用している事業者さんもたくさんいます。
ただ、食品系ならではの確認事項があるのも事実です。 法律上の許可が必要だったりページに書く言葉にルールがあったりします。
事前に知っておくだけで、準備がぐっとスムーズになります。 この記事では、安心してスタートできるように、知っておいてほしいポイントをまとめました。ぜひ準備の参考にしてみてください。
- 食品・飲食系クラウドファンディングの活用例
- 審査をスムーズに進めるために必要な許可・資格
- リターンに食品を設定するときの記載ポイント
- 「有機」「無農薬」「無添加」表記のルール
- お酒をリターンにするときの確認事項
食品系クラウドファンディング、こんな使われ方をしています
まず、どんなプロジェクトに活用されているか見てみましょう。
飲食店の開業・移転・リニューアル
「新しいお店を開きたい!」「大切なお店を続けたい!」というとき、オープン記念の食事券や常連メンバーシップをリターンに設定して支援を集めるスタイルです。
お客様になってくれる方が支援者になってくれることも多く、ファンづくりにもなります。「応援したい」という気持ちが動きやすいジャンルで、目標金額を大きく超えるプロジェクトもたくさん生まれています。
新商品・こだわり食品のテスト販売
「この商品、売れるかな?」という不安があるときこそクラウドファンディングが役立ちます。先行販売の形で反応を見られるので、在庫を抱えるリスクを抑えながら商品開発を進められます。
農産物やこだわり食品は「ここでしか手に入らない」という特別感が支援につながりやすく、目標の何倍もの支援が集まるケースも少なくありません。
地方特産品の全国展開
地域の食材や加工品を全国の方に届けるプロジェクトも人気です。認知拡大と販路開拓を同時に狙えるのが魅力です。「この地域の味を知ってほしい」という想いが、全国の共感者に届く手段としてクラウドファンディングが使われています。
こだわりのお酒を広めたい
クラフトビール・ワイン・日本酒など、こだわりの製法で作ったお酒を全国に届けるプロジェクトも増えています。醸造家やブルワリーが直接ファンとつながれるのも、クラウドファンディングならではの魅力です。
夢だった実店舗を開く
料理教室の先生やフードクリエイターが、長年の夢だった実店舗開業に向けて挑戦するプロジェクトも見られます。「応援したい」「一緒に作り上げたい」と思ってくれるファンが支援者になってくれることも多いです。
クラウドファンディングで食品が支持されるメリット
クラウドファンディングの魅力は、資金を集めるだけではありません。支持が集まることでお店や商品にうれしい変化が生まれます。
「〇〇人が支援した商品」が実績になる
支援者の数や金額は、そのままお店・商品の信頼につながります。「これだけの人に支持されている」という事実は、クラファン終了後の販売や集客でも強力なPRになります。
ファンが生まれる
共感して支援してくれた方は、ただのお客様ではありません。お店や商品のストーリーを知ったうえで応援してくれる、熱心なファンになってくれます。リピーターになってくれることも多いです。
メディアやSNSで取り上げられやすくなる
支援が集まったプロジェクトは話題になりやすく、メディアやSNSで紹介されるきっかけになることも。特に食品系は「地元の人に支持された」という文脈がとても強いです。
次のビジネスへの自信になる
「実際に買ってもらえた」という市場の反応がわかるので、次の商品開発や出店の判断がしやすくなります。テスト販売としても優秀です。

食品系のクラウドファンディングは、レシピや素材へのこだわり、お店を始めた理由……そういう「想い」を一番伝えやすいジャンルだと思っています!
その想いに共感して支援してくれる方がいる、って素敵じゃないですか?
事前に確認しておきたい「許可・資格」
クラファンは申請すれば始められますが、食品を扱う場合は事前に取得が必要な許可・資格があります。先に整理しておくと、申請がスムーズに進みます。
食品衛生法の営業許可
食品を製造・販売するリターンを設定するなら必要です。「自分で作ったものをリターンにするだけ」であっても、販売にあたる場合は許可が必要になります。
酒類製造・販売免許
お酒をリターンに設定する場合は、酒類製造免許または通信販売酒類小売業免許が必要です。手続きに時間がかかることもあるので、早めに確認しておくと安心です。
古物商許可
中古の食器や調理器具をリターンに含める場合は、古物商許可が必要なケースがあります。
まずはご自身の状況に合わせて、必要な許可を確認してみてください。
リターンに食品を設定するときに書いておきたいこと
食品をリターンとして設定する場合、プロジェクトページに記載しておきたい情報があります。しっかり書いておくことで支援者さんにも安心して支援してもらえます。
すべての食品に書いておきたいこと
・名称(商品の正式な名前) ・サイズ・重量 ・保存方法 ・消費期限または賞味期限
農産物の場合は、さらに
・原産国・産地
加工食品の場合は
・原材料名 ・主原料の原産地 ・食品添加物 ・アレルギー表示(小麦・卵・乳・えびなど)
「詳細は発送時の商品ラベルをご確認ください」だけより、ページ上に記載しておくほうが支援者さんにとっても親切ですし、審査もスムーズに進みます。
「有機」「オーガニック」表記は認証が必要
「うちの野菜は農薬を使っていないから、オーガニックって書いていいよね?」
気持ちはよくわかります!ただ、「有機」「オーガニック」という表記を使うには、JAS法(日本農林規格等に関する法律)に基づく有機JAS認証の取得が必要なんです。
認証を持っていない場合は、これらの言葉は使わないようにしましょう。言葉の使い方については、次の項目で詳しくお伝えします。
「無農薬」「無添加」の表現の書き換え
食品の説明でよく使われるこれらの表現ですが、実は使い方にルールがあります。知っておくと、ページ作りがぐっとスムーズになりますよ。
農産物の「無農薬」は「特別栽培」に
農林水産省のガイドラインにより、以下の表現は使わないようにしましょう。
- 無農薬〇〇
- 減農薬〇〇
- 無化学肥料
- 減化学肥料
慣れ親しんだ言葉ですが、正しくは「特別栽培農産物」という表現を使います。
「無添加」は少し具体的に
消費者庁のガイドラインにより、以下の書き方は避けたほうが安心です。
- 単に「無添加」とだけ書く
- 「化学調味料不使用」
- 「保存料不使用なのでお早めに」
- 「〇〇不使用なので健康に良い」
「無添加」という言葉は、消費者に誤解を与える可能性があるとされています。具体的に何が入っていないかを具体的にする書き方にすると、支援者さんにも伝わりやすくなります。
お酒をリターンにするなら、記載事項を揃えておこう
醸造所やワイナリー、クラフトビールなど、お酒を扱うプロジェクトは確認事項が少し多めです。
まず、酒類製造免許または通信販売酒類小売業免許の取得が必要です。手続きに時間がかかることもあるので、早めに動くのがおすすめです。
プロジェクトページには、以下をすべて記載しましょう。
- 販売場の名称および所在地
- 酒類販売管理者の氏名
- 研修の受講年月日
- 次回の研修受講期限
- 研修を実施した団体名
さらに「20歳未満の飲酒は法令で禁止されています」という注意書きも忘れずに。チェックリストとして使ってみてください。
まとめ
食品・飲食系のクラファンで準備しておきたいポイントをまとめます。
- 食品販売には食品衛生法の営業許可が必要
- リターンページには名称
- 保存方法
- 賞味期限
- アレルギーなどを記載しておこう
- 「有機」「オーガニック」はJAS認証がある場合のみ使える
- 「無農薬」「無添加」などの表現は書き方に気をつけよう
- お酒を扱う場合は免許と5項目の記載、年齢注意書きを忘れずに
「意外と確認することが多いな」と感じた方もいるかもしれません。
でも、大丈夫です。一つひとつ一緒に確認しながら進めていけます。
許可の確認・ページの文言・リターン設計から告知設計まで、まるごとサポートしています。「自分のプロジェクトで何を準備すればいいか知りたい」だけでも、ぜひお気軽にお声がけください。
