「求人を出しても応募が来ない」

「やっと来てくれた保育士さんも、すぐ辞めてしまう」

そんなお悩みを抱える園が、宮城県内でも増えています。

保育士不足は今や全国的な社会問題ですが、実は採用できている園とできていない園の差は、情報発信のしかた問題があることが少なくありません。

保育士が就職先を選ぶとき、職場の雰囲気や「ちゃんと休めるか」を気にしています。
その答えを、応募前にホームページで探しています。

求職中の保育士、実はまずホームページを見ています

保育士を目指す学生が通う養成校(大学・短大)の進路相談の場では、「園を決める前に必ずホームページを確認しなさい」と指導されているところも多いです。

つまり求職者は、求人票だけでなくホームページで園の”空気感”を確かめてから応募するかどうかを判断しています。

どんなに待遇が良くても、ホームページに情報がなければ「よくわからない園」として候補から外されてしまうことも。逆に言えば、ホームページで園の魅力をしっかり伝えられれば、それだけで応募数が変わります。

まとめ
  • 養成校の進路指導で「応募前にHPを確認」と指導されている
  • 求職者はホームページで空気感を確かめてから応募を決める
  • 情報がない園は「よくわからない園」として候補から外される

保育士になる人が、確実に減っています

採用が難しくなっている背景には、構造的な問題があります。

保育士の有効求人倍率は3.54倍(2024年1月・全職種平均の約2.6倍)。求職者1人に対して、3.54件の求人がある計算です。

さらに深刻なのは、保育士を目指す人自体が減っていること。

  • 保育士養成校の卒業者数:2024年は約28,000人(5年前より約1万人減少)
  • 保育系短大の学生数:ピーク時から84%減

このままのペースで減少が続けば、2030年には卒業生が2万人を下回るという予測も出ています。

つまりこれからの採用は、「求人を出せば来てくれる」時代ではないということ。選んでもらうための発信が、どの園にとっても必須になっています。

採用できていない園のホームページ、よくある3つの特徴

では、求職者から「応募しにくい」と思われてしまうホームページにはどんな共通点があるのでしょうか。

1. 採用情報がそもそもない

「採用」や「求人」のページがなく、電話するしかわからない状態。特に若い世代はネットで完結したいと思っていることが多く、この時点で離脱してしまいます。

2. 職場の雰囲気が一切伝わらない

施設概要や保育方針だけが書いてあって、「どんな人たちが働いているか」が見えない。先生の顔写真も、日常の写真もない。これでは安心して応募できません。

3. 情報が古く、更新されていない

行事情報が数年前のまま、お知らせが止まっている。「今もちゃんと運営しているの?」という不信感につながります。

ホームページに先生の顔や雰囲気がなかった園は、それだけで候補から外したことがあります。情報の中身より、伝わる空気感のほうが大事だったりします。

まとめ
  • 採用ページがないと、若い世代はその時点で離脱する
  • 写真・顔・雰囲気がないホームページは「よくわからない職場」になる
  • 更新が止まっていると、不信感につながる

「ここで働きたい」と思わせる採用ページの作り方

採用に強いホームページに必要なのは、園の”強み”をちゃんと言葉と写真で伝えることです。

先生たちの顔と声を載せる

スタッフ紹介や先輩インタビューは、職場の雰囲気を伝える最強コンテンツです。「〇年目の先生が、なぜこの園を選んだか」を語ってもらうだけで、リアルな職場像が伝わります。

働く環境・待遇をはっきり書く

給与・休日・福利厚生・産育休の取得実績など、求職者が気にしていることを正直に書く。「詳しくはお問い合わせください」では離脱します。

研修制度・成長できる環境を伝える

「就職してから、ちゃんと成長できるのかな」という不安は、特に学生に多い本音です。新人研修の有無、先輩からのサポート体制、スキルアップの機会など、「この園に入れば育ててもらえる」という安心感を伝えることが、若い世代の応募につながります。「研修あり」の一言より、「毎月勉強会を開いています」「入職後3ヶ月は先輩と一緒に動きます」など、具体的なエピソードがあるとぐっと響きます。

保育の方針・園の個性を伝える

「うちの園らしさ」はどこにありますか?行事の様子、子どもへの関わり方、大切にしていること。それが「この園で働きたい」という気持ちにつながります。

応募の入口をわかりやすくする

「見学だけでもOK」「LINEで気軽に相談」など、ハードルを下げた導線を設けると応募数が変わります。

まとめ
  • 先生の顔・声・エピソードが「ここで働きたい」を生む
  • 待遇・研修・成長環境は具体的に書くほど刺さる
  • 「園らしさ」が伝わると、ミスマッチも減らせる

SNSとホームページ、採用発信での使い分け

InstagramなどのSNSは、日常の保育の様子を発信するのに向いています。でも採用情報の”本丸”はホームページです。

ホームページSNS
採用情報の掲載詳細をしっかり載せられる情報量に限界がある
信頼感公式感があり安心個人アカウントと混同されやすい
検索での発見Googleで見つけてもらえる検索に引っかかりにくい
長期的な活用蓄積・更新できる流れてしまいやすい

SNSで興味を持ってもらい、ホームページで「よし、応募しよう」と決断してもらう。この流れが採用における理想の導線です。

まとめ
  • 採用情報の本丸はホームページ、SNSは入口として活用する
  • Googleで検索されるのはホームページだけ
  • SNS→ホームページの流れで応募につなげる

宮城県内の園の現状——発信できている園がまだ少ない

宮城県内には保育所だけで約412施設(2024年・総務省統計)。幼稚園・認定こども園を合わせると、多くの施設が保育士の採用に向き合っています。

しかし採用専用のページを持ち、スタッフ紹介や職場環境をしっかり発信できている園は、まだまだ多くありません。今きちんと発信できている園が、選ばれる園になれるタイミングです。

元保育士より|現場の忙しさ
採用ページの更新は、忙しい保育現場では真っ先に後回しになります。
だからこそ、整えた園が選ばれる。そのサポートをしたいと思っています。

まとめ
  • 宮城県内だけで保育所は約412施設、競争は確実にある
  • 採用発信を整えられている園はまだ少ない=今がチャンス
  • 現場の負担を減らしながら整えることが大切

まとめ

保育士不足が深刻化する中、採用できる園とできない園の差はホームページにあると言っても過言ではありません。

求職者は応募前に必ずホームページを確認します。そこに「この園で働きたい」と思える情報があるかどうかが、応募のきっかけになります。

「採用ページを作りたいけど何から始めればいいかわからない」「今のホームページを採用にも活かしたい」という方は、ぜひまるっこデザインにご相談ください。

元保育士の目線と、Webデザインの専門知識の両方から一緒に考えます。