最近、Googleで検索したときにサイトを開く前に答えが表示されることが増えてきました。

ChatGPTに、

「仙台で〇〇をお願いできる会社は?」
「〇〇を頼むなら、どこがいい?」

と、そのまま聞く人も増えています。

こうなると、

「これからホームページって必要なくなるの?」

と心配になる方もいるかもしれません。

でも、私はむしろ逆だと思っています。

AIが何かをおすすめするときも、その判断材料になるのはホームページやGoogleビジネスプロフィールなど、ネット上に公開されている情報だからです。

つまりこれからは、

「検索結果で上に出るためのホームページ」だけでなく「AIにも内容をきちんと理解してもらえるホームページ」にしておくこと

が大切になってきます。

検索され方が、かなり変わってきています

日本でも生成AIを使う人は一気に増えています。

総務省が2026年7月に公表した「令和8年版情報通信白書」では日本で生成AIを使ったことがある人は58.8%。

2024年調査では26.7%だったので短期間で大きく増えています。

ChatGPTも2026年には週間利用者が世界で10億人を超える規模になりました。

もう「一部の詳しい人が使うもの」ではなくなってきています。

Google検索でも変化があります。

検索結果の上部に表示される「AIによる概要(AI Overviews)」によって、検索1位のページでもクリックされにくくなっています。

Ahrefsが2026年7月に公開した調査では、日本の情報収集型キーワードでAIによる概要が表示された場合、検索1位のクリック率は予測値と比べて62.7%低くなっていました。

検索順位が落ちていないのにアクセスだけ減る。

そんなこともこれからは珍しくなくなりそうです。

じゃあ、SEOはもう意味がない?

そんなことはありません。AIは何もないところから会社やサービスの情報を知ることはできません。

ホームページやGoogleビジネスプロフィール、ニュース記事、SNSなど、ネット上にある情報を手がかりにしています。

だからSEOをやめるのではなく、

「検索する人にも、AIにも内容がわかりやすいサイトを作る」

という考え方に少し変えていくイメージです。

難しそうに聞こえますが小さな会社やお店が取り組むことは意外とシンプルです。

1.お客様が実際に聞く質問に答える

まずやってほしいのが「よくある質問」を見直すことです。

たとえばホームページ制作なら、

  • いくらくらいかかりますか?
  • 完成まで何か月くらいですか?
  • 写真や文章は自分で用意しますか?
  • 公開したあと、自分でも更新できますか?
  • 宮城県外でもお願いできますか?

こういう質問です。

実はこれ、お客様が検索するときやAIに質問するときの言葉とかなり近いんです。

そして大事なのは、

「詳しくはお問い合わせください」

だけで終わらせないこと。

料金なら「〇万円〜」、期間なら「通常〇〜〇か月ほど」のように、出せる範囲で具体的に書いておきます。

問い合わせる前に知りたかったことがホームページに書いてある。それだけでも相談するときのハードルはかなり下がります。

2.自分たちにしか書けない情報を増やす

AIで簡単に文章を作れるようになったからこそ、どこにでも書いてある説明だけでは差がつきにくくなりました。

これから強くなるのは、

  • 実際の制作事例
  • お客様からよく相談されること
  • 料金をどう決めているか
  • 仕事の進め方
  • 失敗したことや改善したこと
  • お客様の声

といった「その会社にしかない情報」です。

たとえば私の場合なら、

「ホームページを作ったあと、事業内容が変わったのでページ構成も一緒に見直した」

という話も立派な情報になります。

実際の仕事の中に記事のネタはたくさんあります。

3.どこで、誰がやっている会社なのかをはっきりさせる

意外と見落とされるのがここです。

会社名、所在地、対応地域、サービス内容、代表者や担当者のプロフィール。

基本的な情報ですが、これがきちんと書いてあることはとても大切です。

特に地域で仕事をしている会社なら、

  • 「仙台市でホームページ制作をしています」
  • 「宮城県内の企業・個人事業主さんを中心に対応しています」

など、地域との関わりも自然に書いておきます。これはAI対策というより初めてホームページを見た人に安心してもらうためにも必要なことです。

4.ホームページとSNSの情報をそろえる

  • ホームページでは営業時間が17時まで。
  • Googleマップでは18時まで。
  • Instagramには昔のサービスが残っている。

こうした状態はできるだけ避けたいところです。AI以前にお客様が迷ってしまいます。

ホームページ、Googleビジネスプロフィール、Instagramなどを一度並べて、

  • 営業時間
  • サービス内容
  • 料金
  • 住所
  • 電話番号
  • 対応エリア

が同じになっているか確認してみてください。

新しい対策を始めるより、まずここを整えるほうが効果的な場合もあります。

5.昔の記事もときどき見直す

記事は、たくさん投稿すればいいというものでもありません。むしろこれから大切にしたいのは古い情報をそのままにしないこと。

たとえば、

「料金が変わっている」
「サービス内容が変わっている」
「数年前のデータを最新情報として載せている」

こんな記事が残っていたら修正します。

そして更新した日付も出しておく。新しい記事を毎週書けなくても大丈夫です。

今あるページを少しずつ正しい状態にしていくだけでもサイトはかなり良くなります。

小さな会社にとってはむしろチャンスかも!?

AI検索対策と聞くと、大企業がやる難しいマーケティングのように感じます。

でも、地域の会社や専門的なサービスについて調べるとまだまだネット上の情報が少ない分野があります。

「仙台で〇〇を探している」
「宮城で〇〇をお願いしたい」

そんな具体的な質問にきちんと答えているホームページは意外と多くありません。だから小さな事業者でも十分チャンスがあります。

広告費をたくさんかけるというより、

自分たちのことを、わかりやすく、具体的にネット上へ残しておく。

まずはそこからでいいと思っています。

今日できることは、この3つ

何から始めればいいかわからなければ、まずは次の3つだけ確認してみてください。

  1. ChatGPTなどで自分の会社名やサービス名を質問してみる
  2. お客様によく聞かれる質問を10個書き出す
  3. ホームページの会社情報・料金・実績を見直す

全部を一度に直す必要はありません。

「ここ、情報が古いな」
「この質問、よく聞かれるな」

というところから少しずつ手を入れていけば大丈夫です。

ホームページは作って終わりから育てるものへ

AI検索が増えてもホームページが必要なくなるわけではありません。

むしろ、

「この会社は何をしているのか」
「どんな人がやっているのか」
「どんな仕事をしてきたのか」

をきちんと伝えておく場所として今まで以上に大切になるのではないかと思っています。AIのためだけにホームページを作り直す必要もありません。

まずはお客様が見たときに、知りたかったことがちゃんと書いてある状態にすることです。

結果として、それが検索にもAIにも伝わりやすいホームページにつながっていきます。

「うちのホームページAIにはどう見えているんだろう?」

「作ったまま何年も手を入れていないけど大丈夫かな?」

そんなときはまるっこデザインにお気軽にご相談ください。

今のホームページを見ながら、全部作り直す必要があるのか今あるページを整えればいいのか一緒に整理します。