「ホームページを作りたいけれど、何で作ればいいのかわからない」という相談が増えています。WordPressやStudio、Wixに加えて、最近は質問に答えるだけでAIでかんたんにホームページを作ることも可能になりました。
選択肢が増えたのはうれしいことですが、調べれば調べるほど「結局、どれが一番いいの?」と迷ってしまいますよね。機能の名前も多く初めてホームページを作る方には違いがわかりにくいと思います。
先にお伝えすると、すべての人にとって一番いいサービスはありません。大切なのは作るときの手軽さだけではなく、ホームページを公開したあと、どう使っていきたいかで選ぶことです。
今回はそれぞれの違いと、どんな人に向いているのかをできるだけわかりやすく整理します。これからホームページを作る方だけでなく、今のサイトを作り直すか迷っている方にも参考にしてもらえたらうれしいです。
ホームページを選ぶ前に考えたい3つのこと
サービスの機能を比べる前に、まず考えてほしいことが3つあります。

ここが整理できると自分に必要なホームページの形も少しずつ見えてきますよ!
誰が更新しますか?
自分で更新したいのか、社内の担当者が更新するのか、それとも制作会社にお願いしたいのか。同じホームページでも、誰が触るかによって使いやすい仕組みは変わります。
「自分で更新できるホームページにしたい」と考えている場合は、完成後の編集画面まで確認しておくと安心です。作る人には使いやすくても、更新する人には難しいこともあります。
公開後に何を増やしますか?
会社概要とサービス紹介があれば十分なのか、ブログや制作実績、お客様の声、採用情報なども増やしていきたいのか。公開したときは5ページでも、事業を続けるうちに必要な情報が増えることはよくあります。
更新する内容が決まっているなら、それを無理なく追加できる仕組みが必要です。今ある情報だけではなく、これから増えそうな情報も一度書き出してみてください。
3年後どんなサイトにしたいですか?
今すぐ必要なものだけで選ぶと、あとから機能が足りなくなることがあります。サービスが増えたり、予約機能が必要になったり、ネットショップを始めたくなったりするかもしれません。
検索からの問い合わせを増やしたいなら、ブログや事例を継続して追加できることも大切です。少しだけ先のことまで考えておくと作り直す回数や費用を減らせます。
WordPress・Studio・Wix・AI制作の違い
それぞれの大まかな違いを表にすると、次のようになります。実際の機能や使いやすさは、契約するプランや制作方法によっても変わります。
| 比較すること | WordPress | Studio | Wix | AIサイト制作 |
|---|---|---|---|---|
| 公開までの早さ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 更新のしやすさ | ○〜◎ | ○ | ○ | サービスによる |
| デザインの自由度 | ◎ | ◎ | ○〜◎ | △〜○ |
| 機能の追加 | ◎ | ○ | ○〜◎ | サービスによる |
| サーバー管理 | 必要 | 基本不要 | 基本不要 | サービスによる |
| 長く育てる運用 | ◎ | ○ | ○ | △〜○ |
| 向いている用途 | 企業サイト・ブログ・実績紹介 | ブランドサイト・採用・ポートフォリオ | 予約・販売・店舗運営 | 試作品・簡易サイト・期間限定ページ |

この表はどのサービスが一番いいかを決めるものではありません!それぞれ得意なことが違うので自分の目的に合うものを選ぶことが大切です。
WordPressが向いている人
WordPressはブログだけを作るためのものではなく、会社のホームページやサービス紹介、採用サイトさまざまな形に広げられます。ページや記事を増やしながら、長く育てていきたいホームページと相性のよい仕組みです。
2026年9月時点では、世界中のWebサイトの40.7%、使用しているCMSが判明しているサイトでは58.9%がWordPressで作られています。長く使われてきた安心感に加えて、デザインや機能の選択肢が多いことも、広く使われている理由のひとつです。
- ブログやお知らせを自分で更新したい
- 制作実績やお客様の声を増やしたい
- SEOを考えながらサイトを育てたい
- 将来、ページや機能を追加したい
- 自分の会社らしいデザインにしたい
- 制作会社に相談しながら長く運用したい
WordPressにはブロックエディターがあり、文章や画像、見出し、表などを組み合わせてページを編集できます。制作時に更新しやすい形を整えておけば、公開後はお客様自身でブログや実績を追加することも可能です。
一方で、WordPress本体やプラグインの更新、バックアップ、セキュリティ対策などは必要になります。自由度が高いぶん、最初の設計と公開後の管理が大切なホームページです。
Studioが向いている人
Studioは、画面を見ながらレイアウトを作れるホームページ制作サービスです。レンタルサーバーを別に用意しなくても公開できて、写真や余白、文字の見せ方などを細かく調整できます。
デザインや世界観を大切にしたいサイトと相性がよく、ポートフォリオや採用サイト、ブランドサイトなどにも向いています。比較的コンパクトなサイトを、すっきり見せたい場合にも使いやすいサービスです。
- 写真やデザインを大きく見せたい
- ブランドの世界観を重視したい
- 比較的コンパクトなサイトを作りたい
- サーバー管理の負担を減らしたい
- お知らせや実績を更新したい
- 複数人で内容を確認しながら作りたい
StudioにもCMS機能があり、ブログやお知らせ、制作実績、メンバー紹介などを継続して更新できます。タイトルや説明文、OGP画像、画像の代替テキスト、サイトマップといったSEOの基本設定も用意されています。
ただし、将来追加したい機能や外部サービスとの連携方法によっては事前の確認が必要です。今きれいに見えるかだけでなく、公開後に何を増やしたいのかも考えて選びましょう。
Wixが向いている人
Wixも、画面を見ながらホームページを作れるサービスです。予約やネットショップ、イベント、ブログなど、事業に必要な機能をひとつのサービス内にまとめやすい特徴があります。
サーバーを自分で管理する必要がなく、デザインや文章も自分で変更できます。予約や販売までまとめて管理したい店舗や、小規模な事業にも便利な選択肢です。
- サーバーを自分で管理したくない
- 自分でレイアウトを変更したい
- 予約や決済の機能を使いたい
- 店舗運営に必要な機能をまとめたい
- AIも使いながら早く形にしたい
Wixには、サイトマップ、構造化データ、URL設定、301リダイレクト、タイトルや説明文などのSEO機能もあります。WixだからSEOができないと考える必要はありません。
ただし、Wixには多くの機能があるので、最初に何を使うのかを整理しておくことが大切です。必要な機能と不要な機能を分けておくと公開後も管理しやすくなります。
AIで作るホームページが向いている人
最近は、業種や希望する雰囲気を入力すると、AIが文章や画像、ページ構成まで提案してくれるようになりました。数分でホームページの形ができるサービスもあり、最初の一歩を早く踏み出せるのが魅力です。
事業のアイデアを試したいときや、イベントなど期間限定のページが必要なときにも便利です。ホームページに何を書けばいいかわからない方が、必要な内容を整理するために使う方法もあります。
- まず試作品を見てみたい
- 事業のアイデアを早く形にしたい
- イベントなど期間限定のページが必要
- できるだけ早く公開したい
- ホームページに必要な内容を整理したい
ここで気をつけたいのは、AIで作るというのは制作方法のひとつであって、ホームページの仕組みそのものではないことです。AIで作ったあとにどのサービスで公開するのかによって、更新方法や使える機能も変わります。
独自ドメインは使えるのか、自分で更新できるのか、データをほかへ移動できるのか。SEOの設定やバックアップはどうなるのかも、サービスを選ぶ前に確認しておきたいところです。
また、AIが作った文章やデザインをそのまま使うとほかの会社と似た雰囲気になることがあります。AIは最初の案を作るのは得意ですが、「なぜこの仕事をしているのか」「どんなお客様を大切にしているのか」という部分は、その会社の人にしかわかりません。
AIに土台を作ってもらい、人が言葉や写真、デザインを整える。今のところはそんな使い方が一番合っているように感じます。
SEOに強いのはどれ?
ホームページを選ぶとき「SEOに強いのはどれですか?」と聞かれることがあります。結論からいうと、WordPressにしただけで検索順位が上がるわけではなく、StudioやWixだから検索に出ないわけでもありません。
検索エンジンが見ているのは、ホームページを作ったサービス名よりも、その中に何が書かれているかです。検索する人にとって役立つ情報があり、ページの内容が正しく整理されていることが大切です。
- 検索エンジンがページを読み取れるか
- スマートフォンで見やすいか
- 表示に時間がかかりすぎていないか
- 見出しやページタイトルが整理されているか
- お客様が知りたい情報が書かれているか
- その会社にしかない情報があるか
- 古い情報が放置されていないか
WordPressは、SEOに必要な設定を細かく調整しやすく、記事やページを増やしながらサイト全体を育てやすいところが強みです。ただし、画像が重かったり、使っていない機能をたくさん追加したりすると、表示が遅くなることもあります。
StudioやWixにも、タイトルや説明文、サイトマップなどの基本的なSEO機能が用意されています。どのサービスを使っても、設定と中身の両方をきちんと整えることが必要です。
世界観を作りやすいのはどれ?
世界観というと、色やフォント、おしゃれな動きを思い浮かべるかもしれません。でも、本当の世界観は見た目だけで作られるものではありません。
写真の雰囲気や文章の言葉づかい、余白の取り方、サービスの説明のしかた。どんなお客様に来てほしいのかまでそろって、初めて「この会社らしい」と感じてもらえます。
WordPressもStudioもWixも、使い方次第でオリジナルの世界観を作れます。AIでも方向をきちんと伝えれば、デザインの土台を作ってもらうことはできます。
ただし、どのサービスを使っても、自動的にその会社らしいホームページになるわけではありません。何を大切にしているのかを聞き、それを写真や文章、デザインに落とし込むところには、今も人が一緒に考える意味があると思っています。
まるっこデザインがWordPressを主に使う理由
まるっこデザインでは、WordPressでのホームページ制作を主に行っています。世界で多く使われているからという理由だけで、WordPressを選んでいるわけではありません。
ホームページは公開したときが完成ではないからです。サービスや実績が増えたり、事業の方向が変わったりすると、伝えたいことも少しずつ変わっていきます。
お客様からよく聞かれることがわかれば、よくある質問や新しい記事を追加できます。採用に力を入れることになれば、仕事内容や働く人を紹介するページも必要になるかもしれません。
そんな変化に合わせて、ページを追加したり、文章を直したり、機能を増やしたりしやすい。そこにWordPressの良さを感じています。
一方で、更新をほとんどしない小さなサイトなら、StudioやWixのほうが管理しやすい場合もあります。まず試してみたい段階なら、AIで簡単なページを作る方法が合うかもしれません。
大事なのはWordPressを選ぶことではなく、その会社にとって、無理なく使い続けられる方法を選ぶことです。作る側の都合ではなく、公開後に使う人のことまで考えて選びたいと思っています。
迷ったら「公開後に何をしたいか」で選ぶ
ブログや実績を増やし、検索からの問い合わせにつなげながら長く育てたいなら、WordPressが向いています。写真やデザインを大切にした、比較的コンパクトなサイトを作りたいなら、Studioも使いやすい選択肢です。
予約や販売など、事業に必要な機能をまとめて管理したいならWix。まずは早く試作品を作り、事業の見せ方を考えたいならAIサイト制作が候補になります。
どの方法にも、得意なことと苦手なことがあります。「何で作るか」から考えると迷ってしまいますが、「誰に何を伝えたいか」「公開したあと、どう使いたいか」から考えると、必要な形が見えてきます。
「自分の場合はどれが合うんだろう」「今のホームページを作り直したほうがいいのかな」と迷ったときは、まるっこデザインにお気軽にご相談ください。WordPressありきで考えるのではなく、今の事業とこれからやりたいことを聞きながら、一緒に整理します。
※各サービスの機能や仕様は、2026年9月時点の情報をもとにしています。
