ホームページを作ったあと、コラムやブログも更新したほうがいいと言われたことはありませんか?

でも、何を書けばいいの?

仕事のことだけ?プライベートなことも書くの?

noteやSNSで発信していれば、ホームページには書かなくてもいい?

実際に始めようとすると、こんな疑問がたくさん出てきます。

最近ではGoogleだけでなくAIを使って情報を探す人も増えています。そのため、これからもホームページに記事を書く必要があるのか、疑問に感じる方もいるかもしれません。

それでも私は、ホームページにコラムを持つ意味は大きいと考えています。

検索から見つけてもらうためだけではありません。コラムは、その会社が何に詳しく、どんな考え方で仕事をしているのかを伝える場所にもなるからです。

コラムは何のために書くの?

一般的なホームページには、サービス内容や会社概要、料金、実績などが掲載されています。

もちろん、これらはとても大切です。ただサービスページや会社概要だけでは伝えきれないこともあります。

その会社が普段どんな相談を受けているのか。仕事をするときに何を大切にしているのか。専門分野についてどれくらい知識や経験があるのか。

こうした部分を伝えられるのがコラムです。

たとえば、工事をお願いする会社を探している人がいたとします。

施工内容と実績だけが掲載されている会社と、施工実績に加えて、工事前の準備や見積もりの見方、工事中によくある疑問までわかりやすく説明している会社があったらどうでしょう。

ここなら初めてでもちゃんと説明してくれそう、そんな安心感につながることがあります。

コラムは単なる読み物ではなく、まだ会ったことのないお客様に会社のことを知ってもらうためのコンテンツでもあります。

実績が少ないときにも専門性を伝えられる

創業して間もない会社や新しいサービスを始めたばかりの場合、ホームページに掲載できる実績がまだ少ないこともあります。

下請けだったときや研修先の会社さんの詳細はNGで、実績に載せれないことって構ありますよね。

そんなとき、実績が増えるまでホームページを充実させられないわけではありません。お客様によく説明していることやその仕事をするときに大切にしていること専門分野に関する知識をコラムとして発信できます。

たとえば建設会社なら、工事の流れや職人の仕事について。介護事業所なら、サービスの違いや施設を選ぶときのポイント。飲食店なら、食材へのこだわりや商品の楽しみ方などがあります。

実績の数だけでなく、普段どれだけその仕事と向き合っているのかも依頼先を選ぶ材料になります。

記事をいくつか読んだあとに、

この会社、ちゃんとやっているんだな。

一度相談してみようかな。

と思ってもらえたら、コラムは十分に役割を果たしています。

何を書けばいいの?

コラムを書こうと思ったとき、一番困るのがテーマではないでしょうか。

最初から難しいSEO対策を考える必要はありません。まず思い出してほしいのが、普段お客様から聞かれていることです。

  • これってできますか?
  • どれくらい時間がかかりますか?
  • 何を準備しておけばいいですか?
  • どのサービスを選べばいいですか?

仕事をしていると何度も聞かれる質問があると思います。その回答はそのままコラムのテーマになります。

たとえば建設会社なら、雨の日でも工事をするのか、工期はどのように決まるのか。保育園なら、入園前に準備するものや慣らし保育について。飲食店なら、商品の保存方法やおすすめの食べ方などです。

仕事をしている側にとっては当たり前のことでも、初めて依頼するお客様にとっては知りたい情報です。

こんな基本的なことを記事にしていいの?

と思う内容ほど、意外と役立つことがあります。

プライベートなことまで書かなくてもいい

会社のブログというと、社長の日常やスタッフの休日なども書いたほうがいいのかと考える方もいます。

もちろん、会社の雰囲気を伝えるためにそうした発信をするのもいいと思います。ただ、無理にプライベートまで公開する必要はありません。

会社らしさや人柄は、仕事について書いた文章からも十分伝わります。

お客様にどう対応しているのか。なぜそのサービスを始めたのか。仕事をするときに何を大切にしているのか。

こうした内容からも、丁寧な会社なのか、相談しやすそうなのか、自分たちと考え方が合いそうなのかを感じてもらえます。

コラムを書くために何でも公開する必要はありません。仕事につながる範囲で、その会社らしさが見えることが大切です。

もちろん、余裕があればプライベートな内容を少し挟んであげると自分のことをより知ってもらえるチャンスになります。

note・SNSとホームページのコラムの違い

note・アメブロ・SNSはどう使い分ける?

すでにnoteやアメブロを使っている場合、さらにホームページにも記事を書く必要があるのか迷いますよね。

noteやアメブロをやめる必要はありません。

それぞれ得意なことが違うので、役割を分けて考えるとわかりやすくなります。

noteは「考えや知識を読み物として届ける場所」、アメブロは「日々の活動や人柄を身近に感じてもらう場所」と考えると、違いがわかりやすくなります。

noteやアメブロの記事も検索から読まれたり、長く残ったりします。

ただし、記事の見せ方や読者との出会い方は、それぞれのサービスの仕組みに沿います。ホームページのコラムなら、サービスの詳しい説明や実績、問い合わせまで、自社サイトの中で自然につなげられます。

どれが一番いいかではなく、届けたい相手や内容に合わせて使い分けることが大切です。すべてを同じ場所で発信する必要はありません。

SNSからホームページを見に来る人もいれば、noteやアメブロの記事を読んでホームページを確認する人もいます。それぞれの発信先がつながっていることが大切です。

SNSとホームページのコラムは何が違う?

InstagramやFacebookを更新しているから、ホームページのコラムはいらないんじゃない?

ここもよく迷うところだと思います。

SNSは、今の活動を知ってもらうのが得意です。新しい投稿は目に入りやすく、お客様とのコミュニケーションも取りやすい場所です。

ただし、投稿はどんどん流れていきます。半年前に、お客様にとってとても役立つ情報を投稿していたとしても、今日その会社を初めて知った人が半年前までさかのぼってくれるとは限りません。

ホームページのコラムなら、情報をテーマごとに整理して残しておくことができます。

必要な人が検索から見つけることもできますしサービスページから関連記事へ案内することもできます。

SNSが今の活動を届ける場所だとすれば、ホームページのコラムは必要な情報を少しずつ蓄積していく場所です。

記事が増えていけば、料金について知りたい人、依頼の流れを知りたい人、サービスの違いを知りたい人が、それぞれ必要な情報を自分で探せるようになります。

一つひとつの記事が、ホームページの中に情報として残っていきます。

これが、コラムが会社の情報資産になると言われる理由の一つです。

もちろん、書いた記事がすべて長く読まれるわけではありません。情報が古くなることもあります。

だからこそ、ホームページの記事はあとから見直して育てていきます。

コラムを育てるメリット

会社名を知らない人にも見つけてもらえる

コラムを書く目的は、すでに会社のことを知っている人に読んでもらうことだけではありません。

たとえば「ホームページには何を書けばいい?」「工事を依頼するときは何を準備すればいい?」など、会社名ではなく、自分の悩みや知りたいことで検索する人もいます。

そんなとき、自社のホームページに疑問に答える記事があると、その記事が会社を知ってもらう最初のきっかけになることがあります。

記事を読んで、

「こういう相談もできるんだ」

「ここならわかりやすく説明してくれそう」

と思ってもらえたら、そこからサービス内容や実績を見てももらえるかもしれません。

もちろん、記事を書けばすぐに検索で見つけてもらえるわけではありません。記事の数を増やすことだけを目的にするのではなく、実際にお客様から聞かれたことや、自分たちの経験をもとに、役立つ内容を書くことが大切です。

コラムは、会社を知っている人への説明をためておく場所であると同時に、まだ出会っていない未来のお客様に見つけてもらう入口にもなります。

コラムが増えるとサイトの中を見てもらいやすくなる

コラムの良さは、検索から記事を1本読んでもらえることだけではありません。

たとえば、工事をお願いする前に準備することを調べて記事を読んだ人がいたとします。

記事の中に見積もりについて詳しく説明した関連記事があれば、そちらも読んでくれるかもしれません。そのあと施工実績を見て、会社概要を見て、サービス内容を見ることもあります。

こうして興味を持った人がホームページの中を回りながら自分に必要な情報を拾えるようになります。

最初から問い合わせをするつもりではなかった人でも、いくつかの記事を読むことで会社への理解が深まっていきます。

自分が知りたかったことがちゃんと書いてある。

こういう相談もできそう。

ここなら一度問い合わせてみてもいいかも。

そんな気持ちの変化が起きることもあります。

ホームページは、ファーストビューやサービスページだけですべてを伝える必要はありません。コラム、実績、会社概要、サービスページなどを見ながら、少しずつ会社を知ってもらうことができます。

一度書いた記事はリライトして育てる

コラムは、公開したら完成というわけではありません。あとから読み返して説明が足りない部分を追加したり、古くなった情報を書き直したりできます。これをリライトといいます。

仕事を続けていれば、お客様から新しい質問を受けることもあります。

そのとき、

これ、前に書いた記事にも追加したほうがわかりやすいな。

と思ったら、書き足せばいいんです。

記事を書いた当時にはなかった関連記事が増えていれば、その記事へのリンクを追加することもできます。

そうすることで、一つひとつの記事がバラバラに存在するのではなく、サイト全体がお客様の疑問に答える形になっていきます。

新しい記事を増やすことだけがコラム運用ではありません。

今ある記事を読み返して、よりわかりやすくする。新しい情報を追加する。関連するページ同士をつなげる。

こうして少しずつ育てていけるのも、自社ホームページに記事を持つメリットです。

AIで検索する時代でもコラムは必要?

これからはGoogleじゃなくてAIで調べるから、ホームページの記事でいちいち調べないんじゃない?

これも、これから増えていきそうな疑問です。

確かに情報の探し方は変わっています。検索結果から複数のページを見るだけでなく、AIに質問して必要な情報をまとめてもらうことも増えてきました。

ただ、ここで考えてみたいことがあります。

自分の会社が何に詳しい会社なのかは、どこで伝えますか?

会社概要だけでしょうか。サービスページに数行書くだけでしょうか。SNSの投稿でしょうか。

私はその情報を蓄積する場所の一つがコラムだと思っています。

チラシやSNSより自分の知っている情報や想いを伝えることができます

ある会社のホームページにはサービス内容しか掲載されていない。別の会社には、お客様からよく聞かれることや専門分野についての考え方、サービスを選ぶときのポイントなどが何本も掲載されている。

どちらがその分野について詳しい会社なのか判断しやすいでしょうか。

検索の入口がGoogleからAIに変わったとしても、自分たちが持っている知識や経験をインターネット上に出しておく意味までなくなるわけではありません。

むしろ、情報の探し方が変化していくからこそ自分たちは何をしている会社なのか、何について詳しいのかをホームページの中にしっかり残しておくことが大切になってくると思います。

コラムは未来のお客様への説明をためていく場所

コラムを書くというと、毎週更新しなければいけない、SEOを勉強しなければいけないと難しく考えてしまうかもしれません。

でも、もっとシンプルに考えても大丈夫です!

今日お客様に説明したこと。よく聞かれる質問。仕事をしていて気づいたこと。

それを1つずつ文章にして残していきます。

半年、1年と続けていけば、ホームページの中に会社の知識や考え方が少しずつたまっていきます。

実績だけでは見えなかった会社のこともコラムを何本か読むことで見えてきます。

そして興味を持った人が、関連記事や実績、サービスページを見ながら自分に必要な情報を探してくれるようになります。

ここなら話を聞いてくれそう。ちゃんと説明してくれそう。相談してみようかな。

そう思ってもらうところまでがコラムの役割だと私は考えています。

まずは最近聞かれた質問を1つ書いてみる

何を書けばいいかわからないときは、最近お客様から聞かれた質問を1つ思い出してみてください。

その質問に普段お客様へ説明しているように答えてみることが最初の記事になります。

最初から完璧にする必要はありません。

仕事を続けながら新しく気づいたことを足したり関連する記事同士をつなげたりできます。

ホームページは公開した日が完成ではありません。会社の実績や知識、考え方が少しずつ加わっていくことで、その会社らしいホームページに育っていきます。

コラムもそのための大切な一つの方法です。